海上保安官 採用情報 採用種別ガイドと年間スケジュール

⚠️ 注意: 海上保安学校 門司分校(有資格者枠)は所定の資格・免許が必要です。資格なしでは受験できません。詳細は採用種別セクションで確認してください。

Japan Coast Guard Recruitment

海は、想像よりはるかに過酷な職場です。
それでも選ぶなら、正しく知って進んでください。

海上保安官になるには採用種別が複数あり、種別によってキャリアがまったく異なります。覚悟を持って選択するための情報をまとめています。

⚓ 採用種別を確認する ⚠️ 現実を知る

⏱ 30秒でわかる海上保安官の採用

2026年度の採用試験はいつ?
海上保安大学校 本科は受付8月20日〜9月7日・1次試験10月24日/25日。海上保安学校(4月入校)は受付7月10日〜23日・1次試験9月27日。いずれも2027年4月入校予定です。→ 全区分の日程を見る
何歳まで受けられる?学歴は?
高校卒業者の主な条件は、2026年4月1日時点で卒業日の翌日から大学校 本科は2年未満、学校4月入校は12年未満、10月入校は13年未満。卒業見込み・同等資格にも条件があります。初任科は1996年4月2日以降生まれ・大卒(2027年3月までの卒業見込み等を含む)。→ 区分ごとの受験資格を見る
初任給はいくら?
2026年4月1日基準の給与例は、学校在学中214,321円(舞鶴市)、大学校 本科在学中208,312円(呉市)。学校卒の大型巡視船配属後の例は286,332円です。配属先・支給条件によって異なります。
どれくらい採用される?
海上保安学校 計約377名(一般330/航空7/管制20/海洋科学20)、大学校 本科 約60名、初任科 約30名。

2026年度(令和8年度)実施分。出典=人事院 受験案内・海上保安庁 採用サイト(確認日:2026-09-05)。資格は要約です。国籍・欠格条項・身体条件等を含む全要件と募集状態は、申込前に必ず区分別の公式受験案内でご確認ください。

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海上保安官の初任給・採用区分

初任給の目安(2026年4月1日現在・人事院受験案内より)

  • 海上保安学校:在学期間中 214,321円(行政職(一)1級5号俸・舞鶴市)/現場配属後 286,332円(公安職(二)1級7号俸・大型巡視船乗船時の例)
  • 海上保安大学校 本科:在学期間中 208,312円(行政職(一)1級5号俸・呉市)。卒業後の給与は配属先等の条件により異なります。
  • 初任科(大卒者対象):研修期間中 241,280円(行政職(一)1級25号俸)/現場配属後 321,256円(公安職(二)1級28号俸・大型巡視船乗船時の例)
  • 期末・勤勉手当は年間で俸給等の約4.65月分。扶養手当・単身赴任手当等には個別の支給条件があります。上記は給与例で、手取り額や全員に保証される金額ではありません。

出典:2026年度受験案内 学校大学校 本科初任科(確認日:2026-09-05)

海上保安学校の課程構成(現行制度)

  • 一般課程:入校後に航海・機関・通信・主計・航空整備の5コースへ分かれる。最多採用区分
  • 航空課程:航空機・ヘリコプターの搭乗員を養成
  • 管制課程:海上交通センター等で船舶の安全な航行を支える運用管制官を養成(教育期間2年)
  • 海洋科学課程:水路測量・海洋観測業務を担当

管制課程以外の教育期間は1年です。卒業後の研修は課程等で異なります。出典:海上保安学校「カリキュラム」(確認日:2026-09-05)

2026年度の採用情報

🔄 採用情報を読み込んでいます...
⚓ 正確な採用情報・試験日程は必ず公式サイトで確認してください 海上保安庁 採用サイトへ →

このサイトについて

「海上保安官はかっこいい」という言葉だけで進路を決めてほしくない。採用種別を正しく理解し、現実を受け止めた上で、自分の意思で選んでほしい。そのための情報を、正直にまとめています。

Recruitment Categories

採用種別ガイド

海上保安官の採用は大きく 「幹部」「現場保安官」「有資格者」 の3系統に分かれます。どの種別で入るかによって、入庁後のキャリア・業務・昇進がまったく異なります。

幹部候補
海上保安大学校 本科

将来の幹部海上保安官を養成する課程。本科4年に加え、専攻科6か月・研修科3か月の教育を経て、巡視船等に初級幹部職員として配属されます。在学中から給与が支給されます。出典:2026年度受験案内

2026年4月1日時点で高校卒業日の翌日から2年未満・2027年3月までの卒業見込み等 受付:8月20日〜9月7日 1次試験:10月24日・25日 採用予定 約60名
海上保安庁 採用サイト →
大卒者対象
海上保安大学校 初任科

大学卒業者・卒業見込み者等を対象とする課程で、社会人経験は必須ではありません。初任科・特修科で計2年、専攻科6か月、研修科3か月の計2年9か月の教育を受けます。出典:大学校 初任科

1996年4月2日以降生まれ・大卒(短大除く、2027年3月までの卒業見込み・同等資格を含む) 受付:2月19日〜3月23日 1次試験:5月24日 採用予定 約30名
海上保安庁 採用サイト →
現場保安官
海上保安学校 4月入校

最多採用区分。学校教育を経て現場の海上保安官として各管区に配属。試験区分は一般課程・航空課程・管制課程・海洋科学課程の4つで、一般課程は入校後に航海・機関・通信・主計・航空整備の5コースへ分かれる。高校卒業後から社会人まで幅広く採用。

2026年4月1日時点で高校卒業日の翌日から12年未満・2027年3月までの卒業見込み等 受付:7月10日〜7月23日 1次試験:9月27日 採用予定 計約377名
海上保安庁 採用サイト →
10月入校
海上保安学校 10月入校(特別)

一般課程の学生を採用する試験で、社会人経験は必須ではありません。2026年10月に入校し、翌年9月まで1年間の教育を受けます。出典:人事院 特別試験案内

2026年4月1日時点で高校卒業日の翌日から13年未満・2026年9月までの卒業見込み等 受付:3月2日〜3月23日 1次試験:5月10日 一般課程・教育期間1年
海上保安庁 採用サイト →
有資格者枠
海上保安学校 門司分校(有資格者)

船舶・航空・潜水・無線など専門資格を持つ人材を対象とした採用枠。資格に応じて航海・機関・航空・情報通信の各コースに配属。即戦力として活躍できる。

⚠️ 所定の資格・免許が必要
資格保有者・年齢制限あり 受付:6月1日〜6月30日 1次試験:7月25日 船艇職員・無線従事者・航空機職員
海上保安庁 採用サイト →
⚓ 正確な試験日程・受付期間は海上保安庁公式サイトで確認してください 海上保安庁 採用サイトへ →

年間採用スケジュール

2026年度(令和8年度)実施分の日程です。出典=区分別の公式試験要綱(日程確認日:2026-09-05)。受付期間と試験・合格発表の終了は異なります。門司分校は第1回の情報です。次回募集を含む最新情報は申込前に必ず公式で確認してください。

採用種別 受付期間 試験時期 合格発表 備考
海上保安大学校 本科 8月20日〜9月7日 1次:10月24日・25日
2次:12月11日
2027年1月14日 2027年4月入校予定
採用予定 約60名
海上保安大学校 初任科 2月19日〜3月23日 1次:5月24日
2次:7月7日〜14日
8月12日 2027年4月以降採用予定
採用予定 約30名
海上保安学校 4月入校 7月10日〜7月23日 1次:9月27日
2次:10月20日〜29日
航空課程3次:12月5日〜15日
11月24日
航空課程は2027年1月14日
2027年4月入校予定
採用予定 一般330名/航空7名/管制20名/海洋科学20名
海上保安学校 10月入校(特別) 3月2日〜3月23日 1次:5月10日
2次:6月3日〜24日
7月24日 2026年10月入校予定
一般課程・教育期間1年
海上保安学校 門司分校(第1回)
(船艇職員・無線従事者・航空機職員)
6月1日〜6月30日 1次:7月25日
2次:8月12日〜25日のいずれか1日
航空機職員(飛行)の実技:9月29日〜30日のいずれか1日
10月6日 受付は6月30日まで
有資格者対象・区分別条件は公式要項で確認
⚓ 正確な試験日程は海上保安庁公式サイトで確認してください 公式サイトへ →

海上保安官という仕事のリアル

海上保安官の仕事は、ドラマや映画のイメージとは大きく異なります。これを読んでも「それでもやる」と思える人が、海上保安官に向いている人です。

⚠️ 勤務・訓練の現実

  • 船上勤務は1回の出航で数日〜数週間帰れない。荒天・高波の中での任務が当たり前
  • 泳力検定が必須。入庁後も定期的な水泳・潜水訓練があり、基準を維持できなければ業務に就けない
  • 全国11管区への転勤がある。希望が通らず、離島・僻地の巡視船に配属されることも珍しくない
  • 密輸・密航の取締り、外国船舶との対峙など、生命の危険が伴う業務がある
  • 大規模海難・自然災害時には昼夜問わず即時出動が求められる
  • 陸上勤務もあるが、昇任には海上勤務経験が必要。「海が苦手」では続けられない

🔴 任務のリスク

  • 海難救助の現場は波・風・低視程との戦い。判断を誤れば隊員の命に関わる
  • 領海侵犯・不審船対応では武器使用が許可されており、緊張度の高い任務がある
  • 水難者の捜索は、「助けられない現実」と向き合うことを意味する

それでも海上保安官を選ぶ理由

  • 海という誰もが使う「道」を守る、代えがたい使命感
  • 海難で命を救った瞬間の達成感は、他の職業では得られない
  • 高い専門技術(航海・潜水・航空・救難)が身につく
  • 国家公務員として、雇用と収入の安定がある

向いている人・向いていない人

自分がこの仕事に向いているか、正直に確認してください。

向いている人

  • 海・船・自然が好きで過酷な環境に適応できる人
  • 使命感・正義感で動ける人
  • 規律・組織行動を受け入れられる人
  • 泳ぎが得意・体力に自信がある人
  • 転勤・離島赴任を受け入れられる人

向いていない人

  • 海・高波・船酔いが耐えられない人
  • 個人の自由を最優先したい人
  • 勤務地を選びたい人
  • 危険な現場に関わりたくない人
  • 長期の出航で家族と離れられない人

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よくある誤解・間違い

採用種別に関する誤解が多く、種別を間違えると取り返しがつかない場合があります。

「海上保安大学校」と「海上保安学校」は同じ

大学校 本科は4年に加え専攻科6か月・研修科3か月、学校は管制課程2年・その他1年の教育を行います。卒業後の研修や配属は課程等で異なります。

海上保安官はずっと船の上で働く

船舶・航空・陸上・潜水など業務は多岐にわたる。管区本部での事務職や、航空機搭乗員になるコースもある

有資格者なら試験なしで採用される

門司分校の有資格者枠でも筆記・体力・面接の選考がある。資格は必要条件であり合格の保証ではない

泳げなくても採用される

採用試験の身体・体力検査と、入校後の水泳訓練は別です。受験可否は泳力だけで判断せず、区分別の公式受験案内で試験種目と基準を確認してください。

どの種別で入っても後からキャリアを変えられる

幹部と一般保安官では昇任・業務の上限が異なる。入庁時の種別がキャリアを大きく規定する

家族から見た海上保安官という仕事

海上保安官を目指すとき、家族全員が背負うことになる現実があります。

家族が背負う現実

  • 出航中は数日〜数週間、家族と連絡が取りにくい。台風・海難時は任務が優先される
  • 全国11管区への転勤がある。離島・地方港への赴任で子どもの転校・配偶者の仕事が影響を受ける
  • 危険任務に就いていることへの不安は、家族が毎日抱えるものだ
  • 単身赴任が長期化すれば、事実上の片親家庭状態になる家庭も少なくない

海上保安官を目指すなら、パートナー・両親・子どもに「これが現実だ」と正直に伝えてから決めてほしい。「一緒に背負う覚悟があるか」を確認することが、家族を守る第一歩です。

応募前に確認すべきポイント

「知らなかった」で後悔しないための準備が重要です。

行動ステップ

いきなり応募ではなく、段階的に判断することが大切です。

1 採用種別を選ぶ

上のガイドを読み、自分の学歴・年齢・資格・目標に合った採用種別を絞り込んでください。

2 年間スケジュールを確認する

海上保安庁公式サイトで今年度の正確な受付期間・試験日を確認してください。

3 水泳・体力トレーニングを始める

採用試験に向けて、今すぐ泳力と体力の準備を始めてください。早めの対策が合否を分けます。

4 管区海上保安本部に相談する

最寄りの管区本部で直接相談できます。疑問・不安はここで解決してください。

5 家族と話し合って判断する

自分だけで決めず、身近な人の理解を得てから最終判断しましょう。

まずは採用種別を確認してみましょう

採用種別の選択がすべての起点です

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採用試験の対策はお早めに

海上保安官の採用試験は筆記・身体・面接の総合評価。筆記試験の範囲は公務員試験と重なる部分が多く、早めの対策が合否を分けます。体力・水泳は今すぐ準備を始めてください。

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🎖️ 海上保安官の階級 豆知識

採用試験に合格すると「海上保安官」からスタート。経験・試験を経てキャリアアップ。

三等海上保安士 二等海上保安士 一等海上保安士 三等海上保安正 二等海上保安正 一等海上保安正 三等海上保安監 二等海上保安監 一等海上保安監 海上保安監 次長 長官

💡 海上保安学校卒業後は 「三等海上保安士」 からスタート。海上保安大学校本科卒業後は幹部として任官します。長官は海上保安庁の最高職で、国土交通大臣の監督を受けます。

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